知ればトクするIT教養

世の中の説明はわかりづらい!!!というサルのためのブログ

結局、AIってなに?

 
AIを一言でいうと?
 「ヒトが作った擬似的脳みそ」です。
 
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AIはArtificial(人工の) Intelligence(知能)の略で、システムのことです。

概念の発端は1956年アメリカで始まったダートマス会議というイベントの中で人間のように考える機械のことが「人工知能」と定義づけされたことだと言われています。

それ以来、様々な企業で不足した人手を補ったり危険な労働をロボットに代替する手段としてAIの研究が進められています。

「脳みそを作るってどういうこと?」と気になる方もいらっしゃるかと思いますが、現時点(2021年9月)では脳みそというよりもあくまでとてつもなく優秀なプログラムであり、まだまだ人間のような心を持つ(ヒトの脳よりも賢くなるラインは俗にシンギュラリティと呼ばれる)というのは先のお話になりそうです。

AIの仕組みというのは非常に語りにくいのですが、
基本的に脳みそを鍛える(プログラムの精度をより高める)方法としては何種類かあり、これらはディープラーニング(深層学習)と呼ばれます

 

ディープラーニングとは?

ディープラーニングとは、脳の神経回路を模したアルゴリズムで機械に学習をさせることであり、前述の通り学習のさせ方は多種多様ではありますが、人間が細かい指定をしなくても機械側で判断をして特定の条件で特定の処理を行うことができるようになる仕組みです。(ヒトの作業が代替してもらえたらめちゃくちゃ便利ですね!)

研究の歴史は辿ると1957年まで遡ります。
この頃は「パーセプトロン」と呼ばれ、視覚と脳の機能をモデル化したものでした。
モデル化の方式としては、シンプルなものでは入力層、出力層の2層のみの単純パーセプトロン、中間層というものも含めると多層パーセプトロンと呼ばれ、
(この説明は複雑な計算式が必要になりますので、詳細割愛)
時代を経てより複雑な機械学習に発展し、2010年代から研究が爆発的に進められているディープラーニングは後者の多層パーセプトロンという方式が主流になっています。

 

まとめとして"AIとは?"というお話に戻りますが、一言で言えばこのディープラーニングという方法の機械学習を用いて作られるコンピュータシステムのことです。

世界の市場規模でいうと、

 AI市場全体の売上高は、2011年に2020年比16.4%増の3275億ドルに成長するという。    
 
(ITmedia より引用)

3275億ドルというと、日本円でおおよそ36兆円。とんでもない額ですね。
日本国内の物流や外食産業が年間20~30兆程度であることを考えると、市場の巨大さが少し伝わるかと思います。

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結局、IoTってなに?

 
IoTを一言でいうと?
 
「身の回りのモノがインターネットにつながった、便利な仕組み」です。
 
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When:

IoTの走り(一番初め)は、1992年に米国のカーネギー・メロン大学で開発された改造コーラ販売機がは最初のインターネットに接続された電化製品だと言われています。

これは「在庫状況の把握」や「新たに追加されたドリンクが冷えているかのレポート」ができたそうです。

 
What:
IoT は Internet of Thingsの略で、
日本語では「モノのインターネット」と訳されます。
 
じゃあモノのインターネットってなんなのさ?というと、家の外から操作できる エアコンや、スマートフォンがどこにあるか調べられる機能なんかをイメージしてもらえると分かりやすいかと思います。
 
従来、家の中でリモコンを使って操作していたエアコンを、家の外からでも「消したっけな?」と思ったときにいつでもオンオフできるのなんて、便利ですよね。
そんな魔法のようなことができるようになったのもこのIoTのおかげです。
この場合、モノ=エアコンといえます。
 
IoTが注目されている理由としては、あらゆる業界で圧倒的にコストダウンができる可能性を秘めているから、です。
例えば、あるメーカーでは在庫管理にIoTを活用して一つ一つ在庫を数えて数字を集計(いわゆる棚卸)をしなくても在庫の数量が常に更新されている状態にできたり、農業においてはコンバインが自動で稲狩りをしてくれたり。とても便利ですよね!
人間の労働力って、経営をする上では支出の中での比率がものすごく高い(業界によっては50%を超えることも!)ので、ここを節約できるというのは企業にとってはものすごく大きな話なんです。
年間の売り上げが何十億円規模の会社であれば、人件費の削減で年間何億円も利益が出る、なんてこともあります。
 

また、IoTと関連する概念としてユビキタスネットワークというものがあります。

・・・ユビキタスネットワークとは?
一言でいえば「いたるところで利用可能なコンピュータネットワーク」で、
インターネットを初めとしたネットワークにつながることにより、様々なサービスが提供され人々の生活をより豊かにする社会を目指すもの。

ユビキタスとIoTの違いは、例えばこんなイメージです。

渋滞の例:
<ユビキタスネットワーク>
 ネットワークに繋いで情報を得られる
 例:混雑しています。
   →予め渋滞があるということを予見できるが、ここから先は人間が考える
<IoT>
 ネットワークに複合的に繋いで提案を得られる
 例:混雑しています。
   こちらの道は空いていて、目的地へは○○分早く辿り着けそうです。
   → 渋滞があるという情報と、別の道は空いているという情報を組み合わせて、どうすべきかまで提案してもらえる。

こんな違いがあります。 

 

…一般的に、IoTという言葉が使われだしたのって2000年代以降ではありますが、その歴史を紐解くと意外古い概念なんだなという発見がありましたね。

 
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結局、Bluetoothってなに?

本ブログでは、テーマについてレベル1レベル2に分けて説明します。
 
 理解レベル1:言葉について、漠然としたイメージができるレベル
 理解レベル25W1Hで理解できるレベル
       (仕事にできるレベルではないが、日常で困らないレベル。)
 ・・・理解レベル2をご覧いただくことで、以下のようになります。
 
Before
 「スマホでデザリングしよう。WifiBluetoothがあるけど、どう違うんだ・・・?」
 
After
 「スマホでデザリングしよう。ええと、今回はBluetoothを使おう。」
 
Bluetoothの正体がわかると、このように即決できるようになります。
 
 
理解レベル1
 
 Bluetoothを一言でいうと、
 
「近距離用に特化した無線通信」
 
...物足りない方はLv2へ。
 
 
理解レベル2

What:
まず名前の由来ですが、調べてみたところ
Bluetoothという名称の由来は、初めてノルウェーデンマークを交渉により無血統合し、文化の橋渡しをしたデンマーク王ハーラル・ブロタン・ゴームソン(通称「青歯王」)に由来している。「乱立する無線通信規格を統合したい」という願いが込められている。(Wikipedia抜粋)
 
…だそうで、Bluetoothというのは実体のある"モノ"ではなくWiFiと同じく"無線通信規格"という通信ルールの名前です。
WiFiは長距離向けに信号を飛ばしているモノ、bluetoothは短距離向けに信号を飛ばしているもの」ぐらいのイメージを持っていただけるとわかりやすいかと思います。
 
モノにもよりますが電波自体は10m程度という短い距離しか届かないのが基本ですし、Wifiと比べると速度も遅めです。
一方で何が優れているのかというと、WiFiよりも消費電力量が少ないという特徴があります。
他には、例えばデータ通信(ネットワーク接続)が使えない携帯電話にデザリングする際、Wifi環境がなくても他の携帯電話とBluetoothで繋げばデータ通信ができるので、手軽で便利ですね。
 
 
When:
 1995年頃スウェーデンエリクソンという会社が中心となり、複数社共同で生まれた規格です。
 はじめてWifiの規格が定められたのは1997年だそうですので、Wifiより歴史が長いんですね!
 
Why
 なぜ、、、うーん。
 色々な会社の製品が同じ規格で(同じルールで)使えると、便利ですよね。
 Apple製品だからAppleのイヤホンしか使えない、とか
 Panasonic製品はPanasonicのイヤホンしか使えない、なんて、、不便ですよね。
 (...最近流行りのなんちゃらペイみたいに、規格がバラバラだと不便だなあって感じます。) 
 
Who & Where:
 今や、誰でも使っているしどこでも使われていますね。
 スマホのデザリングやワイヤレスキーボード、イヤホン等々...
 
How:
 BluetoothWifiと違って1対1でしか通信できないので、「ペアリング」を行う必要があります。
 このペアリングは、信号を飛ばそうとしている送信元と、通信を待っている受信先が相手を探している状態です。
 相手を探す際に、お互いが出会えるようにBluetoothという規格(正確に言うと、Blutoothの中にも種類がたくさんありますが...)を決めておく必要があるんですね。
 なぜ規格を決めると相手を認識できるかというレベルまで掘り下げてしまうと専門書レベルのお話になってしまうので、Bluetoothというルールのもと、受信先(例えばイヤホン)がパスワードを飛ばして、送信元(例えばiPhone)がパスワードを受け取ってOKする」ぐらいの理解で十分でしょう。笑
 
 
余談:
 この文章のはじめにある例では、デザリングをする際にWifiではなくBluetoothを選択していますね。
 私は電池残量が少なければBluetoothでデザリングしますし、通信速度を求めるときはWifiでデザリングをします。そうやって住み分けているんですね。
 
 
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結局、RPAってなに?

本ブログでは、テーマについてレベル1レベル2に分けて説明します。
 
 理解レベル1:言葉について、漠然としたイメージができるレベル
 理解レベル25W1Hで理解できるレベル
       (仕事にできるレベルではないが、日常で困らないレベル。)
 ・・・理解レベル2をご覧いただくことで、以下のようになります。
 
Before
 上司「ウチもRPA入れようと思うんだよね。
 自分「・・・?」
 
After
 上司「ウチもRPA入れようと思うんだよね。」
 自分「どの業務が対象ですか?
残業が減るのはウェルカムですが、
    リストラがでるのは勘弁ですね。HAHAHA!!」
 
 
こんな会話ができるようになります。
(現実的にはこんな会話あまりないと思いますが、、)
 
理解レベル1
 
 RPAを一言でいうと、
 
パソコン上で行う面倒な業務を、
  ボタン一つで自動でやってくれるすげーヤツ
 
...物足りない方はLv2へ。
 
 
理解レベル2

What:
・RPAとは、Robotic(ロボット*1が) Process(行う) Automation(自動で)の略で、
 ヒトがPCで行う定型業務(繰り返し業務)を自動で行えるソフトウェアです。
 (パソコンのデスクトップ上にあるアイコンをクリックしたら動き出すようなイメージです)
・これまで手作業でコツコツ行ってきた業務を拘束で、ミスなく、かつ自動で処理
 できるようになるので、作業量や作業時間の大幅な削減が期待できます。
・これによって、個人レベルでは残業時間の減少、法人レベルでは人件費の削減
 期待できるというメリットがあります。
*1:名前では「ロボット」とついていますが、RPAはあくまでソフトウェアです。
  ドラえもんやペッパー君のようなロボットではなく、ロボットがPCを自動操作
  してくれるように動くという比喩表現です。
 
◆RPAが得意なこと
 ・PCで行う単純業務
  - アプリの操作(マウス操作でできること)
  - エクセルなどへの値の入力、コピー&ペーストなど(キーボードでできること)
 ・人間の操作には操作ミス等々のヒューマンエラーがつきものですが、
  自動作業はヒトが作ったプログラムに基づいて正確に動くので、
  エラーのリスクは最小限に抑えられます。
  (...しかも、ヒトと違って文句を言わず何時間でも働きます)
 
◆RPAが苦手なこと
 ・システムで決めたルールに従った作業(動き)しかできないので、
  「人間なら普通そんなことしないよね」という常識や状況判断が一切できません。
  =融通が利きません。
 
 
When:
 2005年頃海外で生まれ、2010年頃から日本でも取り入れられ始めました。
 結構新しいテクノロジーですね。
 
 
Why
 RPAが流行り始めた理由はいくつかありますが、
 (特に日本に注目すると)以下のような理由が主です。
 少子高齢化労働力が減っているので人手が足りていないこと。
 ・働き方改革によって、残業しづらく(させづらく)なったこと。

 
 
Who & Where:
 「ウチの会社はそんなの使ってないよ!どんなところで使われているの?」
 という方もいると思います。意外と、導入事例って多いんです。
例えば...
 ◆大手銀行:
  ・手作業で行う銀行処理をRPAで自動処理し、年間で8000時間分の業務を削減
 ◆大手アパレル:
  ・ECサイト(アマゾンのようにウェブで販売するサイト)では、
   以下のような業務がボタン1つで押せば自動、かつ数分で終わらせられる。
  (例1) 販売システムから販売する商品の情報を抽出してエクセルにリスト化し、
     数量が一定以下なら追加購入するように品目ごとに発注担当にメールをする
     →全商品分行うとすると、1000商品取り扱う法人では1000回繰り返す
  (例2) 月に一度、経費精算システムで集めた情報を会計システムに手入力する。
     →これを手動で社内全員分行うとなると、100人規模の法人で100人分の
      全経費を転記するのに数時間、数日かかることもある
 
 
How:
 
 RPA導入の仕方は多種多様なので、以下はRPA導入プロジェクトの一例です。
 
 導入する会社のCTOやIT部門の部長:
  「RPA入れたいなぁ。コンサルタントの人、教えて」
 コンサルタント
  「業務の流れを教えてください。どの業務を自動化するか、整理しましょう」
 導入する会社の業務担当・CTOやIT部門の部長:
  「はい、これ業務の流れこんな感じです。」
 コンサルタント
  「おっけーです。それならシステムAかシステムBを使いましょう。
   Aなら期間は3か月で、〇〇円で導入できますが、できる範囲はこれだけです。
   Bなら期間は6か月で、〇〇円かかりますが、こんなことができます。
 CTOやIT部門の部長:
  「社内で相談したらAに決めたよ。Aでいきましょう。」
 コンサルタント
  「わかりましたー。」
  「SE(システムエンジニア)さん、この業務を自動したいから設計書書いてー。」
 SE:
「はーい。できました。PG(プログラマー)さん、これ作ってー。」 
 PG:
「おっけー。(ちゃかちゃかのちゃか)
    はい、できました。テストもおっけーです。SEさんもテストお願い。」
 SE:
「テストおっけーです。はい、お客さんもテストしてみてー。」 
 コンサルタント
  「お客さん、できたよ。テストしてみてー」
 業務のテスト担当リーダー等:
  「うん、問題なく動いてますね。大丈夫ですー」
 CTOやIT部門の部長:
  「RPA作ったから、みんな使ってやー」
 業務担当:
  「うわはやい、残業減るわ!」
 法人全体:
  「時間ができるからできることが増えるし、人件費は減るし、助かるなー」
 
こんな感じのストーリーです。
 
 
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結局、Cloud(クラウド)ってなに?

本ブログでは、テーマについてレベル1レベル2に分けて説明します。
 
 理解レベル1:言葉について、漠然としたイメージができるレベル
 理解レベル25W1Hで理解できるレベル
       (仕事にできるレベルではないが、日常で困らないレベル。)
 ・・・理解レベル2をご覧いただくことで、以下のようになります。
 
Before
 上司「ウチもクラウド使うかー」
 自分「・・・?」
 
After
 上司「ウチもクラウド使うかー」
 自分「社内資料の保管ですか?」
 
こんな会話ができるようになります。
(現実的にはこんな会話あまりないと思いますが、、)
 
理解レベル1
 
 クラウドを一言でいうと、
 
「四次元ポケットのように
  たくさんデータを置いたり出したりできる魔法のスペース。」
 
...物足りない方はLv2へ。
 
 
理解レベル2

What:
 パソコンの中にデータを保存する場合、デスクトップ・マイミュージック等々を 
 選びますよね。
 この場合、データはすぐ目の前(パソコンの中のハードディスクという部分)にあります。
 一方で、クラウドはパソコンの外にあります。
 正確に言えば、パソコンでネットに接続してアクセスした先にあります。
 これがクラウドというものの理解を難しくしています。
 
 アクセス先はどこかにある巨大なハードディスクに保存してありますが、
 その場所は公開されていません。
 (公開すると、大量の機密情報が盗まれてしまったり壊されてしまったりする怖れがあるからですね。)
 つまり、実態がつかめない、大きさもわからない、これが雲に例えられるので
 クラウドと呼ばれています。
 
When:
 クラウド元年」と呼ばれているのは2010年です。
 2010年は、たくさんの法人でクラウドのサービスが発表されました。
 (Google(Google Cloud Storage),Microsoft(OneDrive),Amazon(AmazonCloudDrive)などなど。)
 
 さらに、2012年から4G回線が出始めて、クラウドの需要が一気に高まりました
 ネット回線とクラウドは切っても切れない関係なんですね。
 
Why
 クラウドにデータを保存しておくと以下のようなメリットがあります。
 ・パソコンやスマホの中に保存しないので容量を圧迫しない
  (モノによりますが、スマホなら64ギガや128ギガしか保存できませんよね)
 ・様々な媒体(パソコンやスマホ等、機械本体をまとめて媒体と呼びます)呼び出せること
  スマホが壊れてもバックアップをとっておけば新しいスマホで復活できますし、
    GメールやYahooメールもログインすれば様々な媒体で見ることができますよね。あれは全て
    クラウドに保存してあるので、インターネットにさえつながればメールを見ることが出来ます。
 
Who & Where:
 誰でも、どこでも!
 
How:
 利用方法を意識せずとも、皆さんの日常の中でたくさんクラウドが隠れています。
 (例えば Youtubeの動画は置いてあるのもクラウドですし、メールが置いてあるのも、クラウドですね!)
 
 
 
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