知ればトクするIT教養

世の中の説明はわかりづらい!!!というサルのためのブログ

結局、RPAってなに?

本ブログでは、テーマについてレベル1レベル2に分けて説明します。
 
 理解レベル1:言葉について、漠然としたイメージができるレベル
 理解レベル25W1Hで理解できるレベル
       (仕事にできるレベルではないが、日常で困らないレベル。)
 ・・・理解レベル2をご覧いただくことで、以下のようになります。
 
Before
 上司「ウチもRPA入れようと思うんだよね。
 自分「・・・?」
 
After
 上司「ウチもRPA入れようと思うんだよね。」
 自分「どの業務が対象ですか?
残業が減るのはウェルカムですが、
    リストラがでるのは勘弁ですね。HAHAHA!!」
 
 
こんな会話ができるようになります。
(現実的にはこんな会話あまりないと思いますが、、)
 
理解レベル1
 
 RPAを一言でいうと、
 
パソコン上で行う面倒な業務を、
  ボタン一つで自動でやってくれるすげーヤツ
 
...物足りない方はLv2へ。
 
 
理解レベル2

What:
・RPAとは、Robotic(ロボット*1が) Process(行う) Automation(自動で)の略で、
 ヒトがPCで行う定型業務(繰り返し業務)を自動で行えるソフトウェアです。
 (パソコンのデスクトップ上にあるアイコンをクリックしたら動き出すようなイメージです)
・これまで手作業でコツコツ行ってきた業務を拘束で、ミスなく、かつ自動で処理
 できるようになるので、作業量や作業時間の大幅な削減が期待できます。
・これによって、個人レベルでは残業時間の減少、法人レベルでは人件費の削減
 期待できるというメリットがあります。
*1:名前では「ロボット」とついていますが、RPAはあくまでソフトウェアです。
  ドラえもんやペッパー君のようなロボットではなく、ロボットがPCを自動操作
  してくれるように動くという比喩表現です。
 
◆RPAが得意なこと
 ・PCで行う単純業務
  - アプリの操作(マウス操作でできること)
  - エクセルなどへの値の入力、コピー&ペーストなど(キーボードでできること)
 ・人間の操作には操作ミス等々のヒューマンエラーがつきものですが、
  自動作業はヒトが作ったプログラムに基づいて正確に動くので、
  エラーのリスクは最小限に抑えられます。
  (...しかも、ヒトと違って文句を言わず何時間でも働きます)
 
◆RPAが苦手なこと
 ・システムで決めたルールに従った作業(動き)しかできないので、
  「人間なら普通そんなことしないよね」という常識や状況判断が一切できません。
  =融通が利きません。
 
 
When:
 2005年頃海外で生まれ、2010年頃から日本でも取り入れられ始めました。
 結構新しいテクノロジーですね。
 
 
Why
 RPAが流行り始めた理由はいくつかありますが、
 (特に日本に注目すると)以下のような理由が主です。
 少子高齢化労働力が減っているので人手が足りていないこと。
 ・働き方改革によって、残業しづらく(させづらく)なったこと。

 
 
Who & Where:
 「ウチの会社はそんなの使ってないよ!どんなところで使われているの?」
 という方もいると思います。意外と、導入事例って多いんです。
例えば...
 ◆大手銀行:
  ・手作業で行う銀行処理をRPAで自動処理し、年間で8000時間分の業務を削減
 ◆大手アパレル:
  ・ECサイト(アマゾンのようにウェブで販売するサイト)では、
   以下のような業務がボタン1つで押せば自動、かつ数分で終わらせられる。
  (例1) 販売システムから販売する商品の情報を抽出してエクセルにリスト化し、
     数量が一定以下なら追加購入するように品目ごとに発注担当にメールをする
     →全商品分行うとすると、1000商品取り扱う法人では1000回繰り返す
  (例2) 月に一度、経費精算システムで集めた情報を会計システムに手入力する。
     →これを手動で社内全員分行うとなると、100人規模の法人で100人分の
      全経費を転記するのに数時間、数日かかることもある
 
 
How:
 
 RPA導入の仕方は多種多様なので、以下はRPA導入プロジェクトの一例です。
 
 導入する会社のCTOやIT部門の部長:
  「RPA入れたいなぁ。コンサルタントの人、教えて」
 コンサルタント
  「業務の流れを教えてください。どの業務を自動化するか、整理しましょう」
 導入する会社の業務担当・CTOやIT部門の部長:
  「はい、これ業務の流れこんな感じです。」
 コンサルタント
  「おっけーです。それならシステムAかシステムBを使いましょう。
   Aなら期間は3か月で、〇〇円で導入できますが、できる範囲はこれだけです。
   Bなら期間は6か月で、〇〇円かかりますが、こんなことができます。
 CTOやIT部門の部長:
  「社内で相談したらAに決めたよ。Aでいきましょう。」
 コンサルタント
  「わかりましたー。」
  「SE(システムエンジニア)さん、この業務を自動したいから設計書書いてー。」
 SE:
「はーい。できました。PG(プログラマー)さん、これ作ってー。」 
 PG:
「おっけー。(ちゃかちゃかのちゃか)
    はい、できました。テストもおっけーです。SEさんもテストお願い。」
 SE:
「テストおっけーです。はい、お客さんもテストしてみてー。」 
 コンサルタント
  「お客さん、できたよ。テストしてみてー」
 業務のテスト担当リーダー等:
  「うん、問題なく動いてますね。大丈夫ですー」
 CTOやIT部門の部長:
  「RPA作ったから、みんな使ってやー」
 業務担当:
  「うわはやい、残業減るわ!」
 法人全体:
  「時間ができるからできることが増えるし、人件費は減るし、助かるなー」
 
こんな感じのストーリーです。
 
 
ご覧いただきありがとうございました。
この記事があなたの理解の一助になっていたら嬉しいです。
コメント等々、お待ちしております。